チャンスはピンチの顔をして…

苦難は常に僕らにチャンスを与えてくる。辛いことが起こると、当たり前だが腹が立つし悲しくなってしまう。その度に落ち込んでしまったり逃げてしまったりするわけだが、実は、そういった過酷な状況下にこそ、求めていたチャンスが転がっていたりする。僕の場合は、絶賛上映中の映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」がその際たる例だ。

内容は割愛するが、映画のことなど右も左も分からないメンバーで本作を仕上げなければならなくなり、撮影スケジュールや制作・編集まで、時間を費やして慣れない作業をひたすらこなす日々を送った。当初は苦しくてたまらず、辞めたい気持ちの方が勝っていたわけだが、その時に培った技術は今の僕の仕事に確実に結びついている。卑弥呼の映画のおかげで、僕はSTAYGさんのショートフィルムを作るお仕事を受けることになったし、編集の知識も多少なりともついてきたため、前よりもスピーディーに編集作業に打ち込めている。

初めこそ大変だった卑弥呼の映画だが、その経験が思わぬ形で僕に仕事の幅を広げてくれることになった。結果論にはなるが、諦めなかったからこそ手に入れられたスキルだと思っている。

僕の例えで話したが、こういったチャンスは同様にあらゆる現象の中に混じっていると思う。要はそこのアンテナを張るか否かの話なのだ。チャンスはピンチの顔をしてやってくると誰かが言っていたが、まさにその通りだと今となってはわかる。嫌なこと＝コンフォートゾーン（自分の安全領域）の境界線を少し超えるくらいのストレスであれば、それは成長のチャンスで、ゾーンを広げるタイミングが訪れたということだ。難しいことだが、できる限り、過酷な状況下であっても冷静に判断できた方がいいだろう。でないと、みすみすチャンスを逃してしまうことになりかねない。

以上のように考えると、自分はこれまでどれほどのチャンスを見逃してしまったのかいささか気になってしまうが、今さら気に掛けたところで時間が戻ってくるわけではない。潔く、今この瞬間に全力投球していくしかない。成功するか失敗するかなんてやってみなければわからないのだから、とりあえずは開始して継続して、ダメなところをひたすら改善していく他道はないだろう。

僕にとっては、その挑戦の一つが、昨夜発表したオンラインサロンだ。引き続きメンバーを募集（初月無料）しているので是非ともご参加ください。

それでは、また。