筆者の思想

夢語り1「僕が映画を創り始めた理由」

突然だが、本日から夢語り企画を執筆していく。僕が歌手や役者、作家を通していったい何がやりたいのか? 読者やファンの皆様に共有していく試みだ。僕は上手く想いを口にできないタイプなので、執筆の訓練も兼ねて、当ブログに赤裸々な気持ちを掲載していこうと思う。どの夢について語るかは順不同。その日その日の思考の巡り方によってテーマを決めることにする。

まずは、ここ最近僕が躍起になって取り組んでいる「映画制作」について語る。歌手として活動してきた僕を観てきた人にとって、MAGUMAの急な方向転換に戸惑った方も多いと思う。なので、第一弾は「映画を創り始めた理由」について丁寧に説明させてもらおう。眠れない夜に。または通勤時間など、スキマ時間にのんびり読み進めていただければ幸いだ。

結論から言うと「映画を創るのは、作家としての僕の能力を知っていただく入り口にするため」である。

文章よりも動画で受け取る情報量の方が数十倍も高いと聞く。文章を読み込むにも得て不得手があるだろう。なので物語を執筆したのち、より伝わりやすくするために、自ら映像化して発信しようと思った次第だ。そして完成した短編、ないし長編映画は、映画祭に出展して可能性に賭けることにも使う。ちなみに僕はYoutubeの編集も自分で行なっているため、映画編集の世界にも興味があった。物語の執筆・編集。持っている自分の能力でどれだけの人を感動させられるか。今一度、自分を信じてみたいという想いが、現在映画制作に取り組む原動力となっている。

その昔。Allpieceという団体で自主制作映画「キャッチボール」を制作した。

僕はこれまで、歌手や役者といった芸能の仕事を主にやってきたが、キャッチボールという映画がきっかけで脚本を書き始め、作家の道も歩む事になった。嫌々ではなく、むしろ自分の中に眠る本質に一番近い役職であることに気がついたから始めた。

ちなみに、僕の脚本家デビュー作はYoutubeで無料で視聴することができる。右も左も分からない音楽家たちが、iPhoneのみの手探りで作り上げた長編映画だ。キャッチボールにおいては、僕は監督ではなく脚本・編集で協力させてもらった。映画の編集もこの作品がデビュー戦だった。拙いが、是非ご視聴いただきたい。

脚本・編集を担当した自主制作映画「キャッチボール」予告編

諸々の事情があり、映画「キャッチボール」は映画祭に出品できず、望んだ形で広く発信することができなかった。せっかくの脚本デビュー作なのに悔しいことこの上ないが、僕が歩んだ奇跡としてYoutubeには残り続けているので、せめてポートフォリオとして活用させていただくことにする。

頭の中にある想像を具現化するには、文章の方が効率がいい。それが、作家動に至った理由だ。効率がいいというのは、あくまでも僕の性質を考慮した上での表現であり、普遍的な理由ではない。僕は絵も描けないし、作曲をすることもできない。唯一、0から創造できるものは”文章の世界”しかなかったのだ。

執筆を続け、読書を続け、物語は”ただ書くだけでは響かない”ことを学んでいった。やはり「どうして創るのか?」が観客や読者に伝わらないと何の意味もなさないからだ。中身のない作品については、また別の記事で執筆しているので興味のある方は読んでいただければと思う。

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物語を構築していく上でもっとも必要となってくるのは、文章力よりも何よりも、まずは著者そのものが抱いている思想だと思っている。夢や思想がなければ、作品にメッセージが宿らないからだ。僕の場合は、自分の求める理想の世界と在り方を物語に落とし込み、意義のある作品を読者や観客に向けて発信することを心がけている。

観客みんなが芸術を深く考察する人間だとは限らないので、出来るだけ親切に物語を創っていくことが課題だ。ほとんどの人間が、余計なことを考えず気軽に娯楽の世界に浸りたいだろうから、シンプル・イズ・ベストな精神を忘れないようにしたいところ。わかってもらえなければ意味がないのだから。

しかし、僕が創る物語に触れてもらう参考資料であろうとも、映画祭における賞ももちろん狙っている。欲しい物は何と言っても「最優秀脚本賞」だ。どの映画祭でも必ず獲得することを目的としている。公式に評価された実績が残れば、作家としての仕事の幅も広がっていくし、そうなればよりクリエイティブな時間を費やすことができる。物語を綴る僕にとって、映画は最高の自己PRツールでもあるのだ。

作家としての僕の夢。それは物語を通して、観た人がより幸せな人生に一歩近づけるような、ヒントやキッカケをお渡しすることだ。

エンターテインメントという目に見えない価値を取り扱う僕らは、物語が社会に多大なる貢献ができることを証明するために動いてるところもあるだろう。おそらく、ストーリーテラーとして社会貢献を目指す者は僕だけではないはずだ。まだまだ物質的価値に縛られている世界だが、ほんの少しでも風の時代に相応しい作品を生み出していけたらと、日々願い執筆を続けている。

まだ何も成していない、何者にもなれていない僕だが、常に上述したような理念を掲げて活動を続けている。歌であってもお芝居であっても、その想いは変わらない。人生は物語だ。これからも、皆さんの人生にほんのちょっとの演出を加えて、制作していく映画を通して非日常を提供する。目指すは、各映画祭で最優秀脚本賞を授与することだ。

そのためには、創り続けなければならない。作家としての影響力をもてるよう、どうか映画作りにおける僕の応援もどうぞよろしくお願い致します。まずは映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」が当面の代表作となるだろう。現在進行形で、こちらも映画祭へ申請中だ。本年12月に公開予定なので、奮ってご鑑賞いただきたい。

「僕が映画を創り始めた理由」を最後まで読んでくださりありがとう。次回の夢語りもお楽しみに。

それではまた。

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映画『THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU』

【Story】 やりたいことがわからない普通の大学生「神宮司 日向子(じんぐうじ ひなこ)」は、進路と卒業論文が決まらず頭を抱えていた。幼馴染の「吉岡 刃(よしおか じん)」の提案により、幼い頃から見続けている「卑弥呼の夢」を論文にテーマに決めた日向子。教授「天野 照一(あまの しょういち)」協力のもと、日本史最大の謎「卑弥呼と邪馬台国」について研究に取り組むことになる。「この闇深い空白の歴史を、俺と一緒に探求する勇気はあるか?」現実世界に現れる黒い脅威。過去から託された遺産。邪馬台国はどうなったのか? そして、卑弥呼はどこへ消えたのか?日向子の決断は、夢の真相と邪馬台国の謎が直結する壮大な試練の幕開けだった。

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出演:なかむらはるな 妃月洋子 冨家ノリマサ 田邉涼 小森貴仁 岸原柊 伽彩璃 長島翼  渡部陽一 高井俊彦 田中要次 村田雄浩  

原作・脚本・編集:MAGUMA
脚本監修:佐藤マコト
音楽監修:宇津本直紀 / 藤とおる
撮影監督:藤田祐司
音楽:藤とおる / 葉桐新
キャスティング:清月エンターテインメント / Hizu Factory
主題歌・挿入歌:妃月洋子 共同監督:H.A.P

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