いずれは、お金や欲から解放された、地球の循環に則った生き方をしたいと常々思っている。人間、わずかな食糧であっても、お米を摂取しなくても、満足感は簡単に得ることができることは、糖質制限をしていた時に見つけた有益な発見だった。僕は、お金においても同じことが言えると思っている。僕らが羨むような富と財産を築いている大富豪でさえも、幸福ではない人生を歩んでいる人が五万といるからだ。ほんの少しの勇気を持って無駄を手放すことさえできれば、昔のような物々交換という文化が再び実用化し、お金を介さずに物やスキルをシェアすることができる。それに、必要な時に必要なタスクをこなすといったストレスフリーな生き方・働き方も実現できるのではないだろうか。
足るを知る。
この一言には、僕らが追い求め続けている幸せの本質がたっぷりと詰め込まれている。欲に掻き立てられ、所有し満たされれば幸せになれると思い込んだ人類は、もっと、もっと、と、そこが落とし穴だとは知らずにさらなる欲望の渦へと身を投じていくのだ。一つ手に入れれば次。そしてまた次を手に入れては…を繰り返す行為は、自ら不幸なるループを作り出しているだけに過ぎない。手に入れても決して満たされず、挙げ句の果てには「何のために生きていたのか」わからなくなってしまいかねないから。
僕らはがんばらなくても生きていける。今日1日を何不自由なく生きれるのなら、有り余るほどの物や食べ物がなくたって幸せを十分に感じることができることを知らなければならない。しかし、多くの人間がこの言葉を聞くと、おそらく「怠け者の戯言」だと吐き捨てるだろうが、これらの希望は人間の深層に眠る本音であり、誰もが求めている理想の生活なのだ。
僕は昔、ミニマリストに生き方についてブログを執筆したことがある。その中にも書いていたことだが、僕らは周囲に物や思考を張り巡らせているあまりに、本当に大切なモノがどこにあるのか完全に見失ってしまっている状態にある。大切なモノをいつでも感じ取れるようにするためには、徹底的に無駄なものを断捨離して、視界を広げていく他、道はない。
地球に根付いている自然は、僕らが手を加えなくとも逞しく循環し、必要なものを必要なときにだけ恩恵として与えてくれる。人工物を開発することに時間を消費する必要などどこにもない。ただそこにあるものに感謝し、享受し、仲間や家族と分かち合って生きていけばいい。それだけで十分な幸せを手に入れることができる。
もうまもなく、文明の発達もあるピークを迎えるだろう。それはAIにおけるシンギュラリティなのか、はたまた世界の滅亡なのかはわからないが、今ならまだ、地球と対話を重ねて共存する生活を送る選択肢を選ぶことができるかもしれない。
いつの時代も、無くしてから気づくのでは、遅すぎるのだから。
それでは、また。
5月19日「MAGUMAマンスリーコンサート Vol.5」
場所：Hiz'BAR
神戸市中央区下山手通1-5-4
コンベックススクエア704
時間：開場 17:30 開演 18:00
料金：3500円（1ドリンク代込み）
限定15名様まで。
※コンサート後はHiz'BARにて交流会（22:00まで）。
※食べ物のみ持ち込みOK。
※交流会終了後は通常営業に切り替わります。
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