宇宙戦艦ヤマトのエンディングテーマ「真赤なスカーフ」をカバー。僕の十八番でもある宇宙戦艦ヤマト。ささきいさおさんが歌う哀愁漂う旅立ちの唄。地球を救うため、時間もゴールも存在するのかわからない未知の領域へと旅立つ男たちの心情を描いた楽曲だ。
たとえ自分のためにふられていないスカーフであろうとも、全人類のために旅立つという同じ理念を持つ誰かにふっているものであるならば、誰のためのものでもいいではないか。男たちはただただ、戦いの最中へ赴くための大和魂と、愛する者たちから離れなければならない途方もない寂しさを抱きながら、そのスカーフを記憶に刻みつけて使命を全うする糧としていく。帰れる保証なんてない。だが、希望を信じ挑むことに意味がある。静かながら戦士たちの強かさを感じさせる絶妙なメロディーとシンプルな歌詞に、どうしようもないやるせなさを感じた。
アニメであろうと現実であろうと、いつの世も争いとは悲劇しか生まないもの。そこに大義名分があったとしても、多くの命が失われることには変わりはないのだ。戦いという一手を取らざるを得なかった人類に、果たして神は味方をするのか?宇宙規模で語られるヒューマンドラマ。宇宙戦艦ヤマトには、故・松本零士さんなりの人としての在り方が詰め込まれているように思える。
是非とも、ご視聴いただきたい。
それでは、また。
MAGUMAへの支援
※MAGUMA STUDIOSの制作する映画・映像・文章コンテンツクオリティ上昇、及び上質な物語を発信するため、どうか物品支援や投げ銭でのご協力の程よろしくお願い申し上げます。
・物品支援
MAGUMAのほしいものリスト
・投げ銭
こちらをクリック&タップ
この記事が良いと思っていただけたら、各SNSへ拡散のご協力をよろしくお願い致します。