筆者の思想

内なる自分との果てなき問答

未来に不安を感じずに生きること。今のことだけを考える生き方は、現代人にとっては非常に困難で、どこか罪悪感を抱いてしまう。何に対してもマルチタスクが優遇され、過去の経験から学び未来に生かしていくため様々な可能性を推測し人生の道を歩んでいく。ゆえに、僕らは過去と未来のことばかりを考えて不安を増幅させていく負の連鎖に囚われてしまった。狩猟採集民のように「いまここ」で生きることができなくなってしまったのだ。

狩猟採集民は未来のことなど考えない。常に今を全力で生きている。食べるために具体的な行動をし、疲れを癒すために具体的な行動をする。瞬間瞬間の目的をすぐさま実行に移し、今という時間を過ごしていくのだ。言葉にすれば至極真っ当で、当たり前のことで簡単のように思える。ところがどっこい。僕らはこんな簡単なことすらできていない。明日のことで気を取られて今を生きれていない人間がいかに多いことか。僕自身も含めて、可能性が広がった現代においては、今という時間に集中することは難易度の高い行為となってしまっている。実際、やろうと思えばできるはずなのだが、どうにも周りの目が気になって行動できない。「自分が大好き」という言葉が悪い意味に変換される風潮が広まったことで、好きなように生きることに罪悪感を抱くようになったせいだろう。

文明病に侵された僕らは、自らの力でその病を感知し、処方箋を与え続けなければならない。その処方箋は抗生物質のような薬品などではない。時には旅行であったり瞑想であったりと、とにかく自分自身を愛することが最大の薬となる。自分が満たされさえすれば、その愛は自然と他者貢献へと注がれていき、より良い流れを作り出すことができるのだ。

個人的な意見にはなるが、自分が幸せになることこそが、この世で生きていく中でのもっとも大切な宿命であると思っている。自分を幸せにできない人間が、他者を幸せに誘うことはできないだろう。幸福の道を知らないのだから、案内できないのも当然だ。どうすれば幸せになれるのか。どうすれば今という瞬間を全力投球できるのか。その問いの答えは常に自分の心の中に眠っている。原始時代の生活様式と現代的なエッセンスとのバランスをとりながら、うちなる心との対話を繰り返し、各々の道を見つけ出すことに時間を費やすことでようやく自分なりの答えに辿り着くことができるのではないか。こればかりは、他人の力だけではどうしようもできない課題なのだ。

人生とは哲学であり、生きている限り永遠に自分自身と問答を繰り返すもの。絶えずそのキャッチボールを続けた者こそが、この世界を楽観的に、ワクワクとした心持ちで生きていくことができるのかもしれない。願わくば、僕もそんな生き方を見つけ出したいものだ。

それでは、また。

2月18日「MAGUMAマンスリーコンサート Vol.2」

場所:yomihana~宿花~
神戸市中央区加納町4-7-26藤嶋ビルB1

時間:開場 17:30 開演 18:00
料金:3500円(1ドリンク代込み)

限定20名様まで。

※コンサート後も宿花でご飲食可能です。
※食べ物のみ持ち込みOK。

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