僕に学校で講演をさせてくれませんか？

僕の歌唱ステージや、制作した映画作品などを講演させてもらえる学校を探している。

僕は、観た人聴いた人に幸せの本質に気がついてもらい、より幸福に満ち溢れた人生を選べる道標となる創作活動を理念として歌と物語を発信している。通常のコンサートであったり上映会は随時行っていくが、やはり「これからを生きていく若い人たち」の前で、自身の理念をもとに仕上げた歌や教訓、映像作品を観ていただきたいと思ったのだ。なぜ、そのような活動をしたいと思ったのか？その理由は、僕の中学時代にある。

ブログやMCなどで何度もお話ししているが、僕は中学時代を不登校生として過ごしていた。勉学や対人関係が上手くいかず、登校時に吐き気をもよおしたり、精神的にも不安定になっていたからだ。出席しても常にいじめや侮蔑の対象となり、とにかく、学校生活になんの希望も抱けなかった。これらをすべて自分の責任だと叱責されれば「確かにそうだ」と答えるしかないのが現実だが、僕はこの経験から多くの大切な教訓を得られることとなった。

まず、人は誰でも輝くことができ、価値のある存在であるということ。そして、周りには必ず自分を助けようとしてくれる存在がいることだ。

人は暗い世界に浸っている時。どうしても周りが見えなくなって視野が狭くなるもの。だが、そんな時こそ周囲を見渡し、自分自身を俯瞰して観察することが大切だ。今から振り返ってみると、僕は本当に教師や家族に恵まれていたのだと気づく。いつも僕に寄り添ってくれて、とにかく大事に大事に僕のことを支えてくれていた。当時は反抗することもあったし、どこかそれが当たり前のように感じていたものだが、実はその環境はとても貴重で愛に満ち溢れているものだったことがわかった。僕らには、愛情が必要なのだ。愛によって救われた経験は、記憶に確かな形で刻み込まれ、ずっと残り続けるもの。だからこそ、今度は僕が愛情に気がつくきっかけを、若い人たちに発信していきたいと思った。

もう一つ。学校講演をしたいと思った理由がある。それは、エンターテインメントの力を知ったからだ。

僕が不登校・引きこもりから立ち直ったキッカケは、アニメソングによる影響からだった。アニソンに触れたことで、こんなに格好のいい世界があるのかと、当時興奮気味に聴き入っていた記憶がある。その想いは次第に「人前で歌いたい」という情熱へと昇華していった。その情熱が音楽家として活動している父にも伝わり、僕を音楽業界へと導いてくれたのだ。そこから打楽器を始めたりコーラスでお手伝いをしたり、やがては一人で歌を歌うシンガーとしての活動に転じてゆき、今は映画監督や作家、役者としての能力の可能性を広げていくことに成功している。

何が言いたいのかというと、エンターテインメントには「どんな人間でも奮い立たせる力」が秘められているということだ。そして、今そのエンタメの力を使って活動している僕は、あの頃、自分がエンタメに助けてもらったように、同じように暗闇を彷徨っている人々を救う仕事をしていきたいと想うようになった。

人は誰にでも輝ける力が秘められているし、一歩前に踏み出すための勇気も秘められている。決して、誰かに与えられる力ではない。実は知らなかっただけで、その無限のエネルギーは、すでに自分の中で所有しているものなのだ。そこに気づけるかどうかが、人生の幸福を掴み取るための大切なポイントとなっている。強くなることも、幸せになることも、誰にだって選ぶことができる。その選択の力を、僕は歌と物語を通して伝えていきたいと思った。

学生としても、社会人としても、いつの世も僕らは過酷な現実に翻弄されて傷つき疲弊しながら生きていくことになる。だが、物事はそんな暗い局面ばかりではない。人は辛い経験が記憶に残りやすいため、どうしても不幸な状態に立たされると負の部分にしか意識が向かなくなってしまう。しかし、世の中の不安は9割実現しないものであることも事実なのだ。その事実を踏まえ、僕らは日々の生活の中で、常に環境に感謝をしながら、物事の良い局面に意識を向けるトレーニングをする必要がある。ポジティブトレーニングの継続は必ず心の暗雲を晴らしてくれるようになり、やがては幸せの波動が自身から発せられ、より良い人間と仕事を引き寄せてくれるようになるのだ。

僕はエンタメを通して、このメッセージを学校講演という形で伝えていきたいと切に願っている。どうか、これを読んでいる教育委員会、または学校関係の方。僕に御校で講演させていただけませんか？そして少しでも多くの方の目に触れてもらえるよう、この記事の拡散もお願いできればと思います。

お互いにより良い世界でより良い人生を歩めるように。どうか、僕に世界の役に立たせてください。

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