バースデーコンサートを終えて

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まずは、昨晩、宿花 - yomihana -にて開催した僕のバースデーソロコンサートへお越しくださった皆様に深く感謝の言葉を申し上げたい。本当に、ありがとうございました。歌手としての正式な復帰として催した本イベント。約2年ほどのブランクがあったにも関わらず、満席になるほどのお客様に恵まれた素晴らしい1日を逆にプレゼントしていただいた。本当は僕が皆様に歌で贈り物をしなければならない立場なのに、お恥ずかしい限り。素直に、嬉しい時間を過ごすことができた。

ご来場くださった皆様が、個々に持ち帰ったものは僕にはわからない。ただ、幸せなひとときを提供できていたのなら、歌手冥利に尽きるというものだ。

僕自身といえば、これまで歌手として活動してきた中で目を向けてこなかった新しい課題とも向き合うことができた。プロとして、ストーリーテラーとして、いかに物語へ没入し、同時に聴き手にも没入感を与えることができるのか。具体性のない課題なため、コンサート後の反省会でも頭をかかえてしまったが、この具体性のない課題にこそ、プロの歌手として切っては切り離せないものなのだと悟ったのだ。

慢心せず、かつ楽しく。自分の本当にやりたいこと、やれることに心血を注いで生きていきたいと改めて思った。この世界は苦しいことばかりじゃないし、そうでないことを歌で表現し発信することが僕の役割なのだ。どうすれば、もっと皆様に歌声で感動をもたらすことができるのか、小手先のテクニックでは成立しない深層部分の探究に、また旅立たねばならない。僕の旅の成果は、来年からスタートするマンスリーコンサートで観ることができるだろう。年間スケジュールも更新しているため、是非ともご来場いただきたい。

終演後は集まったお客様たちと忘年会を兼ねた交流会を開催。皆が皆、それぞれに談笑している姿を見て、心が暖かくなるのを感じた。これこそ、僕が求めていた空間だったのだ。演じての僕、そしてお客様の居場所を作ることこそ、これから僕が成し遂げていきたい目標の一つとして輝いている。今はまだ小規模だが、これから僕のコミュニティをもっと拡大していき、やがては世界中の人々に幸福を贈れるほどの影響力を持つ王国を築き上げる。歌手・作家として、人々に物語で笑顔をもたらすこと。それが、僕の役割なのだから。

改めて、ご来場いただいた皆様に感謝の言葉を。ありがとうございました。若輩者ではあるが、どうか末長く応援のほど、よろしくお願い申し上げます。

それでは、また。