映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」の中でも、特に聖域として相応しいロケ地がある。それが、箸墓古墳の目の前に位置する施設「ひみこの庭」だ。
見どころである庭園から見えるのは、卑弥呼の墓と噂される箸墓古墳を贅沢に堪能することができる。芝生のライトな緑と岩のコントラストが絶妙で、目にも心にも優しい空間がそこにあった。
卑弥呼の映画を制作するにあたってこの場所は是非とも利用したいと交渉し、オーナーが快く引き受けてくださった。
近くに多数の車が行き来する道路がありながら、いざ庭へ足を踏み入れると外界から隔てられた別世界が広がっている。都会の喧騒はひみこの庭の特殊なエネルギーによって打ち消され、観光客は安心と静寂の中、腰を据えて歴史を知ることができるのだ。
ちなみに、ひみこの庭にはカフェも存在する。箸墓古墳を眺めながら楽しめるテラス席はもちろん、店内でも安心してお茶をすることも可能だ。
僕らも撮影に伺った際にお茶とおはぎをご馳走になったが、どうやらこのおはぎは手作りのものらしい。濃密で程よい甘さを兼ね備えた大変美味しいおはぎだった。他にもワッフルなど、ちょっとしたお菓子も楽しめるようになっている。観光だけではなく、気分転換に訪れるのもいいだろう。
素晴らしいご縁にも巡り会えた。カフェの店員を務めていた女性が、どうやら邪馬台国を研究するプロジェクトを思案しているらしい。本映画とも、何かコラボレーションができそうだと、卑弥呼の話題に花が咲いたのだ。ひみこの庭と銘打っているだけあって、ここに訪れる人たちは少なからず歴史に浪漫を抱いている。同志との出会いの場としても活用できるかもしれない。
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卑弥呼の映画が「日本神話」と「邪馬台国畿内説」を軸に奈良を舞台に誕生！2023年12月。空白の歴史浪漫ファンタジーが日本から解き放たれる。
映画『THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU』
【Story】 やりたいことがわからない普通の大学生「神宮司 日向子（じんぐうじ ひなこ）」は、進路と卒業論文が決まらず頭を抱えていた。幼馴染の「吉岡 刃（よしおか じん）」の提案により、幼い頃から見続けている「卑弥呼の夢」を論文にテーマに決めた日向子。教授「天野 照一（あまの しょういち）」協力のもと、日本史最大の謎「卑弥呼と邪馬台国」について研究に取り組むことになる。「この闇深い空白の歴史を、俺と一緒に探求する勇気はあるか？」現実世界に現れる黒い脅威。過去から託された遺産。邪馬台国はどうなったのか？ そして、卑弥呼はどこへ消えたのか？日向子の決断は、夢の真相と邪馬台国の謎が直結する壮大な試練の幕開けだった。
出演：なかむらはるな 妃月洋子 冨家ノリマサ 田邉涼 小森貴仁 岸原柊 伽彩璃 長島翼 渡部陽一 高井俊彦 田中要次 村田雄浩
原作・脚本・編集：MAGUMA
脚本監修：佐藤マコト
音楽監修：宇津本直紀 / 藤とおる
撮影監督：藤田祐司
音楽：藤とおる / 葉桐新
キャスティング：清月エンターテインメント / Hizu Factory
主題歌・挿入歌：妃月洋子 共同監督：H.A.P
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