幸福はポイントカードで還元される

人を助ける時。ゴミを拾う時。「幸運を見つけた」と思うようにすることで、前向きな心持ちで善行に努めることができる。幸運とはポイント制で、溜まった時点で、然るべきタイミングで僕らに報酬として還元される。社会貢献、人助けは、僕らが日々の幸せポイントを貯めるために必要な事象で、無視ばかりしていては、当然、いつまで経っても報酬はもらうことができない。

与えるものは与えられるとはよく言ったもので、僕らは相手を幸せにすることでしか幸せを獲得することができないようになっている。しかし、シャンパンタワーのてっぺんにいるのが自分であることを忘れてはならない。下の下までグラスを水で満たすためには、まずは頂上にいる自分のグラス（心）が満たされていなければならないからだ。なので、与えることそのものに幸せを感じるようリンクさせなければ、そのギブはただただ辛い行動としかならず、継続することは困難だろう。あくまでも、自分自身が楽しく生きていくことが大切なのだ。

世には幸福論が数多く存在するが、小手先の技術だけを追い求めても、実際に感覚をつかめなければ自分のものにすることはできない。表面的な理解と現実的な理解とでは、あまりにかけ離れているからだ。幸福ポイントの貯め方も十人十色かと思うので、自分に合う方法を探し、失敗と改善を繰り返す他ない。何をするにも、結局はインプットとアウトプットなのだ。

せめて自分の幸せくらいは、諦めない人生を送ろうではないか。

それでは、また。