筆者の思想

その愚痴、良い噂話にしないか?

人と人の確執を知れば知るほど、ほとほと人間という生き物に愛想をつかす。達観し、世の中を俯瞰して捉えることで、自分はそういった輪の中から抜け出せたような気持ちにはなるものの、実際は違うということも自覚している。なぜなら、僕のこの考えに賛同できない人も必ず存在するし、記事を執筆し公開した時点で、すでに確執が生まれてしまっているからである。

確執によってもたらされるのは噂話だ。元来、噂話は原始時代にて危険を事前に察知するために誕生したものだと言われている。捉え方によってはメリットともなるが、現代においてはあまりいいイメージを持たない。あいつはどうだのああだのと、本人に発言する勇気のない人物の吐瀉物に成り下がっているからだ。愚痴による発散はありえないことはしつこいほど数々の記事で書いてきているが、どうにも快楽物質に惑わされて気持ちの良い行為だと思い込んでいる人間が多すぎるのも問題だ。

考えてみてほしい。誰かの悪口や批判を聞いてる人の時間を、あなたは返すことができるのだろうか?

批判を話しているあなたでさえ、楽しい思いで話しているわけではないはずだ。そんな状態なのに、相手も楽しくなれるはずもない。同調する場合もあるだろうが、そんな話題で盛り上がっている時点で終わってると思った方がいい。過去の記憶に対して戦い続けたところで、決して僕らは過去には勝てないからだ。起こってしまったことは改竄することは不可能。だからこそ僕らは、今から未来を築き上げていくしかないのだ。

人の批判を言わずに済むような未来を、たった今から作っていけばいい。人は教訓から成長していける生き物だ。嫌なことほど効率化してしまう思考を身につければ、いつの間にか会話の内容はより生産的でクリエイティブなものに変わっているだろう。そう、ワクワクする話題に。僕らには幸せになる権利が一人ひとりに与えられている。確執が生まれてしまうことは仕方のないことだ。であるならば、どうすれば分かり合えるのか、または離れられるのかと真摯に課題と向き合い議論した方がまさに生産的な時間の使い方となるだろう。

不満を口にし続けている人は、考えているようで、実は何も考えていないことが大半なのだ。本当に考える行為は、批判よりもずっと神経を使うもの。だが、この神経を使うことこそが、あなたの脳を最大限に回転させる起爆剤となり、最良の生き方を選択できる思考を手に入れる鍵となるのだ。

イライラする気持ちもわかるし、僕だって誰かに懐をぶちまけたくなる。だが、それは自分にとってイメージを下げることにしかならないと、僕は長年の失敗から学んだ。どうか、あなたも同じ道を辿らないでほしい。僕自身も、まだ答えを見つけられていない状態なのだ。

どうせ噂話をするのなら、良い噂話にしないか?たとえば「あの人かっこいいよね」「この前、助けてくれたんだ」「気が利く人だよね」等々。良い噂話を当人が聞いてもまず悪い気にはならない。むしろ、肯定されたと認識し、仕事であったり生活であったりパフォーマンスが向上するのは確実だ。どうしても粗探しに注力してしまいがちな僕らは、どんな人間であろうとも、まずは良い面を探る力を身につけた方がいいのかもしれない。粗探し筋が育ってしまっている人たちは、一旦その筋肉は鍛えず、良いところ筋をトレーニングした方がいい。使いこなすまでには少しばかり時間がかかるかもしれないが、マスターすれば、あなたの好感度も相対的に上がっていくことだろう。いい噂話をしているあなたを悪く思う人なんて存在するはずがないのだから、是非とも試してみてほしい。

日々生きていく中で、まずは感謝の言葉。明るい言葉を意識して、共に歩んでいこうではないか。今回は、人の愚痴に聞き耳を立てていて思ったので、記事に落とし込んだ。何かしらの参考に、きっかけになれば幸いである。

それでは、また。

読んでほしい記事
読んでほしい記事

Youtube channel

今すぐチャンネル登録

※映像で見る活動

LINE公式アカウント

今すぐお友達追加

※最新情報をお届けします

MAGUMAへの支援

※MAGUMA STUDIOSの制作する映画・映像・文章コンテンツクオリティ上昇、及び上質な物語を発信するため、どうか物品支援や投げ銭でのご協力の程よろしくお願い申し上げます。

・物品支援
MAGUMAのほしいものリスト

・投げ銭
こちらをクリック&タップ

この記事が良いと思っていただけたら、各SNSへ拡散のご協力をよろしくお願い致します。

-筆者の思想
-, , , , , , , , , ,