筆者の思想

壮大な夢こそチャプターで分けよ

大きな夢を思い描く事は素晴らしい。が、皆、自ら肥大化させたあまりにも大きすぎる夢に押しつぶされそうになり、たまらず逃げ出してしまうことがほとんどだ。物語を執筆する時においても、僕らはまず持って”達成感”を味わえるようにしなければならない。それは、完璧なる完成という意味の達成感ではなく、区分けしたミッションをこなしていく意味での達成感だ。

物語はいくつものチャプターによって構成されている。主人公が現れ、立ち向かうべき課題と直面し、仲間と出会い、旅立ち、勝利と敗北を味わい、やがて報酬を手に入れる。短編であろうが長編であろうが、コンサートのセットリストであろうが、エンターテインメントは常にチャプターによって区切られていることを知ろう。

僕はたちは”長編の物語を描き切る事”や”オスカー賞を受賞する事”など、理想を手に入れるべく大きな目標を打ち立てて突き進んでいく。だが、一度も走ったことのない人間がいきなりフルマラソンを走ることと同じく、オスカー賞を受賞するためには想像できないほど厳しい現実と直面していくだろう。天才を除けば、体力が持たず、夢半ばで諦める事は目に見えている。いかにして創作活動の体力つけていき、夢への道を歩き・走り続けられるかを考えること。作品を作る前に、まずはここを押さえておかなければならないだろう。映画の中でも、先走った登場人物は必ず死を迎えている。僕らは死亡フラグを回収する脇役になってしまってはいけない。

長編小説であっても、物語は必ず章ごとに分けられているはずだ。いきなり魔王を倒すことは不可能かもしれないが、まずは目の前のゴブリンを倒すことを目標にすれば、課題はグッと身近なものとなる。つまり、自分がどのようにすれば魔王までのルートを獲得していけるのか、チャプター化してしまえばいいのだ。どんなに大きな課題であっても、分離していけば誰にでも達成できるようミッションなり、その分難易度も下げることができる。あとは小さくなった課題を一つ一つクリアしていけば、達成感も味わえ、且つモチベーションも保ち、目標へと着実に近づいていくことができるのだ。大木だって、小さく切り刻んでいけば誰にでも運べるようになる。その原理とまったく同じだ。

甘い話や近道には必ず毒があり棘がある。僕らは遠回りをする勇気と体力をつける必要がある。まずはあなたのビジョンを見える化して、それまでにどのような旅路を歩めばいいのかをマッピングする作業を行った方がいい。多くの人が、このチャプター分けを面倒くさがっているはずだから、ある意味、先に着手した人はその分誰よりも早く進むことができる。

地道な活動にこそ、エンターテインメントの本質が眠っているものだ。創作活動に関わらず、日常生活やビジネスにおいても活用できる思考法だと思うので、琴線に触れた方は是非とも参考にしてほしい。

僕もがんばります。

それでは、また。

2月18日「MAGUMAマンスリーコンサート Vol.2」

場所:yomihana~宿花~
神戸市中央区加納町4-7-26藤嶋ビルB1

時間:開場 17:30 開演 18:00
料金:3500円(1ドリンク代込み)

限定20名様まで。

※コンサート後も宿花でご飲食可能です。
※食べ物のみ持ち込みOK。

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