感謝の気持ちが幸せにつながる

感謝について深く考えたことはなかった。幸せについてよくよく口にしているにも関わらず、感謝の中にこそ幸せの本質が詰まっているなど、知りようもなかった。まったく、灯台下暗しとはこのことだ。

日々の細かな出来事に対して感謝の気持ちを持てるようになると、ありとあらゆる事象が幸福に思えてくる。週に一度の感謝日記をつけ始めてから、今暮らしている環境がより彩を持つようになった。たとえば、雨が降ったときは「地球がバランスをとるために降らせてくれている」や「この雨によって自然が喜んでいる」と考えられるようになってきたのだ。

欠乏意識を持っていると、こういった感謝の気持ちを持つゆとりがなくなり、常にイライラした状態で生きることになる。まさに、僕はそんな欠乏意識の持ち主だった。長い期間そんな生き方をしてきたものだから、物事がうまくいかないのも無理はない。運がやってきても、視野が狭まっていては気づくことすらできない。とてももったいない活動をしていたのだと痛感し、反省する次第だ。

この世界は「ありがとう」で満ち溢れている。すれ違う人ひとりであっても、誰かの役に立ち、そして巡り巡って自分のためになっているものだ。この世界に無駄な存在なんて一人もいない。いつの世も、自分を無駄な人間たらしめるのは自分自身に他ならない。僕らには選択する権利が与えられているのだから、わざわざ不幸になる努力を積み重ねていくことは愚かな行為だ。プライドなど捨て去って、思いっきり幸せになるための努力をした方がいいに決まっている。その方法の一つとして、感謝の気持ちを持ち続けることをおすすめしたい。

意味もなくスマホをいじっている暇があったら、どこに感謝できる要素が転がっているのか探すことに時間を費やしてみよう。見つけたら、口でも心の中でもいいから、感謝の言葉を投げかけよう。それを続けるだけで、心の中に日がさしかかってくるのが実感できるようになってくる。宇宙は受け取った感情をそのまま僕らに返すという話もあるため、発信する感情がマイナスだと相応の代償を支払わなければならなくなる。その点、感謝の気持ちを持つことはプラスに働くこと間違いなしだ。

ありがとう。ありがとう。ありがとうと言い続け、いかに自分が恵まれて生きているのかをすぐ理解しよう。

雨風を凌げる家があること。ご飯を食べられること。仕事があること。こうやってブログを書けること。そして読んでくれる人がいること。リストアップするだけでかなりの感謝が発見できる。

簡単だけど誰もやらない。手っ取り早い幸せの近道。是非、あなたもお試しあれ。

それでは、また。