広告 筆者の小説・詩

詩「私で在ること」

遠い昔の私を見てみた
澄んだ瞳で青空を
見上げていた

あらがう度に傷つく度に
削ぎ落とされて見失う
心の在処

時間は記憶を奪い去っていく
目を瞑り 生きてることを確かめた

私は私で在ることを
ずっと待っていることを
気づいている 揺らぐことのない答え
都会の喧騒の中 ふと立ち止まった

古い写真の私を見てみた
太陽のような笑顔で
笑っていた

誰かのために何かのために
生きてるうちに忘れていく
陽の光を

時間は夢をなかったことにする
手を握り 離さないことを誓った

私は私の花々を
咲かせ続けていくことを
純粋な 想いはいつも水となる
灰色の世界の中 命が色づいた

今に在る ここに在る
迷わない決意が 未来を変える

私は私で在るんだと
ずっとここにいるんだと
気づいている 揺らぐことのない答え
都会の喧騒の中 振り返り走り出した

-筆者の小説・詩
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