布引滝に鎮座する「白々龍神」様へ会いに龍神の祠へ行ってきた

辰年なので、今年の僕は年男となる。なので、龍神様にはご挨拶へ伺わなくてはならないと思い、本日は布引滝へと行ってきた。こちらには日本三大神滝と呼ばれる錚々たる鼓ヶ滝・夫婦滝・雌滝・雄滝が鎮座している。訪れてみればわかるが、大自然の本体を目の当たりにしていると言っても過言ではないほど、空気も景色も澄み切っており、都会で受けたあらゆる汚れが浄化されるような感覚に誘われる。

午前中から散歩がてらゆっくりとハイキングしたわけだが、まだ春にも関わらず、やはり動き続けると暑い。しかし、滝からのマイナスイオンもあるからか、止まっていると丁度良い涼しさを癒しの空気が撫でるように通り抜けてゆく。ひとたびメインである雄滝の前に座ると、その雄大さから醸し出される包容力で動くことを忘れてしまうほど超自然のエネルギーに満ち溢れていた。

そして、本日の目的であった龍神様へ挨拶だが、実は、何度か布引滝へは散歩に来ていたにも関わらず、今だお会いしたことがなかった。情報は知っていたのだが、どういうわけか場所を特定できず、下山してしばらくしてから「あ、行ってなかった」「そういえば、どこにあったんだろう？」と、すっとんきょうな声で記憶を探り出す始末だ。そんな、龍神様だが、かつての苦労？はつゆ知らず、今回はすんなりと見つけることができた。神社などにはよく、「呼ばれないといけない」などといった言い伝えが残されているが、もしそれが本当であるならば、今日は初めて、僕はここの龍神様に呼んでいただけたということになるのだろうか？いや、そう思うことにしよう。何事もポジティブシンキングだ。

布引滝に鎮座するは「白々龍神」様。見晴台へ向かう直前に脇道があり、そこの階段を登ると白々龍神様の祠が存在する。

ようやくお目にかかれた龍神様。そのお姿は、頼まれなくとも望まれなくとも、ただ粛々と宿命を全うするかのような静かなる威厳を感じされるたたずまい。僕以外、誰もいなかったので、終始落ち着いてその場の空気感を堪能させていただいた。

特殊だったのは白々龍神様へのお祈りの言葉。頭上の看板にその文字が綴られていたため、いつもの唱え言葉ではなく、手を合わせながらそちらの祈り言葉を声に出して唱えさせていただいた。

龍神の祈り
布引の滝の神白々龍神

あやにえやし　白々（シララ）龍神
天かけり　海面（ウナモ）なばしてかけりゆく
よろずみ力　つかさどる
白々（シララ）大龍神　地のへもろ魂集（タマツド）いなし
黒雲覆（オウ）う現（ウツ）し世の　邪心（ヨコシマ）ふきなびけ
さいぎの心打ち払らい
真魂（マダマ）ふるいて　わき立たし
モハラま力　え　さしめ給えと
モハラ　モハラに　乞いのみまつる
白々（シララ）龍神　み力ちはえて
いやさかえませ
白々龍神　み力ちはえて
いやさかえませ

白々龍神様への祈り

不思議なのは、その言葉の後半に「モハラ」というハワイ語が書かれていることだ。モハラとは日本語に略すと「開花・花が開く・輝く・自由になる」という意味だそうな。しかし、古語では「専ら（もっぱら）」という意味でももはらと言うそうなので、ハワイ語ではなくこちらの日本の古語の意味で書かれているのかもしれない。だが、正式な考察はどこにも記されていないため、この祈り言葉の真意は不明のままである。いや、それ以前に、まず持ってこの白々龍神様の存在自体が謎で、どこを調べても詳しい情報はまったく出て来ないのだ。

挨拶をする以上。どういった歴史を持つ神様なのかは正確に理解はしておきたいもの。なので、白々龍神様に関してお詳しい方がいらっしゃれば、どうか僕に情報を提供していただきたく思う。その際は、許諾を得られたならこちらのブログにてその歴史を人々へ伝えるお力になれたらと思っている。最近は映画監督も始めたため、映画として脚本を執筆し、映像を残したいと思った次第。僕が作るとファンタジーになってしまうけれど、ファンタジーにこそ哲学と浪漫両方を詰め込むことができるし、僕の専売特許なのでご理解いただきたい。

話が逸れたが、とにかく、今日はようやく布引滝からお守りくださっている龍神様にお会いできた。また近いうちに、挨拶に伺おうと思っている。どうやら僕も、龍神様に魅了されてしまったようだ。

どうか創作者としてさらなるステップアップができますように。世界平和のため、僕の体を使ってもらえたら幸いだ。

それでは、また。