筆者の思想

「なんとかなる」の弊害

ポジティブな意味で「なんとかなる」って場合と
ネガティブな意味の「なんとかなる」は
まったく真逆のエネルギーが流れてる。

今から話すのはネガティブな方の
「なんとかなる」の弊害について。

例えば、アーティストの場合は
本業で食べて行けるようになるまでは
もちろん、無一文なわけで
それまではアルバイトなり就職なりで
食い繋いで行かないといけない。

そんな中で、恋人ができて
子供ができて家族ができたりして
守らなければならないものが増えていくと
もちろんそれだけ出費もかさんでいくことになります。

さて「バイトしなくても本業で!」と
意地を張って活動をしている人は
それらの「守るべきもの」を
守り通すことができるのか?
答えは「否」。簡単な問題。

でも、こんな簡単な問題でも
解くことができない人が大勢いる。
正確には、答えをわかっていて
「フタ」を被せ続けている感じ。

特に「中途半端に」仕事があって
「1発の収入が大きい」仕事を受けるアーティストほど
この呪縛に囚われやすい傾向にある。

1発の収入は大きい。
でも、その仕事が月に5本10本
定期的に入ってくるわけでもない。
ごく稀に、受注する程度です。

「お金がないなぁ、そろそろバイトしようかなぁ」

重い腰を上げようとした瞬間
「1発の収入が大きい」仕事が入ってくる。
アーティストは腰を下ろし
「やっぱりバイトなしでもやれそうだな」
と、まやかしの「安心」を手に入れる。
これは、一種の麻薬のような中毒性を持っているんじゃないか?
と、僕は個人的に思っています。

これぞ、ネガティブな
「なんとかなる」の弊害です。

気持ち的にはポジティブに見えるけど
その真意はただの逃避行動です。

僕たちアーティストは
決して人より優れた仕事を
しているわけではありません。

少しばかり「特殊」なだけで
働き方だったり人との向き合い方だったりは
他の職業とほとんど大差ないのです。

自分のマネタイズがまだ発展途上であるのなら
潔く「マクドナルドでバイトをする」方が
何よりも賢い選択になると理解した方がいい。
(別にマクドナルドでなくてもかまいません…)。

独り身であるなら「お好きなように」なお話しです。
ただし、「守らなければならない人」がいるのなら
あなたのアーティスティックなプライドなんて
とっとと一旦棚の上に置いて「働いた方がいい」と思いませんか?

アーティストは特別なわけじゃない
「特殊」な仕事をしているだけです。
つまり、それ以外は普通なんだから
普通に生きていこうじゃあ〜りませんかってこと。

臭いものにフタをし続けても
中のものが「ラベンダーの香り」に
チェンジすることはありません。

中の臭いものを取り替えることから
まずは始めてみてはいかがでしょうか。

と、書いているうちに
僕のハートにたくさんの槍が
突き刺さっていることに気がついた。

いや〜ん。

みんな、一緒にがんばろうね!
楽しく生きていこうね!

それでは!

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