本日を持って、Lv.35…つまり、誕生日を迎えまたひとつ年を重ねた。世間的にも35歳はいいおっさんだ。まだ若いと言われる年齢ではあるが、個人的にも、いつまでも若輩者のままでいてはいけないと思っている。
先日のバースデーコンサートにてすでにお祝いはしていただいたが、僕の正式な誕生日は12月27日となる。以前は意固地になり、自分の誕生日を明かさないようにしていたが、よくわからないところで厳格になっても仕方ないと思い、今では大っぴらに公開している。どうにも「俺を祝ってくれよ!」と言っているような気持ちになって嫌だったのだ。
ステージが変化してから約3年ほど経ったが、今の世界はとても濃密で、日々、自分自身と嫌でも向き合わなければならない状態が続いている。僕ら創作者に課せられた呪いのようなものであり、恩恵だ。自分を知るというのは恥ずかしくもあるし情けなくもなる。だが、自分を知れば境界線が広がり、より多くの知識を得られるようにもなるのだ。考えてみれば、世の中の大半が自分と向き合うことが苦手な人ばかりなのだから、差をつけるのならば自分を知ることほど有益な時間はない。答えは常に、僕やあなたの心の中に眠っているのだ。
さて、だからと言っていつまでも自分と見つめあっている時間もない。心の旅もそこそこに、やはり具体的なアウトプットを実行していかなければ成長も成果もあげられないのだ。実のところ、僕は2024年は年男だ。辰年の中でも甲辰と呼ばれる縁起の良い年となるようで、新しい挑戦が功を奏したり、これまで準備していたものが芽吹いていくそうな。
辰はいわゆる龍だが、龍にも飛躍の意味が多く込められている。本や動画で飛ぶ術ばかり学んでいても仕方がない。大切なのは知識をいかに実践するかにかかっている。翼の広げ方がわかったのなら、実際に谷から飛び降りて羽ばたかなくては意味がない。ブランクがあれど、今から自転車に乗ってもしっかり漕げるようになるはずだ。何故なら、身体が覚え込むほどに実践を積みを重ねたからだ。脳はアウトプットをし続けたスキルを長期記憶に保存する。だから時が経っても、自転車を漕ぐことができるのだ。
情報社会になり、僕らは最も簡単に先人たちの教えを聞けるようになった。だが、インプットに重きを置き過ぎている傾向があまりにも強い。もちろん、僕自身も課題として受け止めていることだ。
人間は、旅をしている者と本を読んでいる者とでかなりの差がひらいてしまう。歩き続けている方が誰よりも先に進んでいけるのは当たり前の話だ。映画「ホビット」の中でも「真の世界は、本の中ではなく扉に向こう側にある」とガンダルフがビルボに語っているシーンがある。理想を抱く僕らには、モタモタしている暇はないのだ。
しかし、ロングゲームという言葉があるように、旅をしたからといって飛躍的にレベルアップできるわけではない。旅には多くの危険がつきまとう。敵や罠、また挫折も経験することだろう。だが、諦めさえしなければ、形は変われど僕らは必ず何かしらの報酬を手に入れることができるのだ。疲れたら休めばいいし、力を温存するために省エネで歩き続けるのもいいのだ。とにかく、旅を終わらせてはいけない。夢を追う旅人たちへの、僕からのメッセージだ。
Lv.35になって、僕は後戻りを許さない旅路につくことを決めた。ルフィのようになかなか仲間を作れない性格だが、それでも旅には仲間はつきものだ。僕の理念に共感してくれた同志と出会い、共に新しい時代を築く物語を創っていけたらと思っている。歌手としても作家としても、僕は自分の生み出す物語でひとりひとりの人生を幸福へと導きたい。持っているスキルで、まだまだやりたいことはたくさんあるのだ。
年を重ねてまもなく、2023年も終わりを迎える。2024年、僕は目標を確実なものにするため、龍の如く吠え、空へはばたいてゆく。どうか今後とも、応援の程よろしくお願い申し上げる。
ちなみに、ほしいものリストも絶賛公開中だ。当日でなくともかまわない。僕はいつでも、あなたからのプレゼントを歓迎する。詳細は、関連記事にてご確認を。
それでは、また。
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