広島へ行ってきました

突然だが、1泊2日で広島へと旅に出ていて、数時間前に帰宅したところだ。記事の執筆も真夜中に行なっているため、少々、文章が雑になっているかもしれないが、どうか多めに見ていただきたい。

さて、旅といっても何も遊びに行ったわけではなく、今後、広島にて何かしらお仕事をいただけないかとPRするために、営業活動として赴いた次第。お世話になっている妃月洋子さんの知人に挨拶し、寝食を共にしながらたくさんの熱いお話と広島の案内、そしてご紹介までしていただけた。感謝の想いがいっぱいで頭が上がらない。本当にありがとうございました。

足を運んだのは広島を代表するLIVEハウス「BLUE LIVE」と、日本三大祭りのひとつである「フラワーフェスティバル」だ。

BLUE LIVEは、とにかく内装の広さの美しさが際立ち、音楽はもちろん、お芝居でも映画の上映会でも利用できるとても万能な会場。お休みの日にも関わらずマネージャーの方がわざわざ出迎えてくださり、会場内の案内までしていただけた。詳しい話はこれから詰めていくことになるのだが、僕も映画を作っているため、今後、上映会の会場としても利用させてもらえるかもしれない。

フラワーフェスティバルはとにかく活気が溢れていて、2019年以来の5年ぶりの開催となるそうだ。コロナも落ち着き、インバウンドも戻ってきているためか、とにかく人でごった返していた。ミュージカル俳優としても有名な山崎育三郎さんのステージも観ることができて、なんともお得で思い入れ深い視察となった。今度は、自分がメインステージで歌う側にならねばと密かに決意した次第だ。

営業活動以外では、リニューアルされた原爆資料館へ行ってきた。僕は最後に訪れたのは数十年前。館内に当時の悲惨な状態を再現した人形や模型が展示されていた風景とは一変し、ほとんどがデジタル化され、より見やすくシンプルな構造に進化していた。人間が踏み込んではならない領域に達してしまったがために起こった機能不全。それが広島の原爆という負の遺産になったのだと思っている。決して美化してはならない歴史だが、忘れてもならない教訓のひとつと言えるだろう。

僕らはひとりひとり、幸せになるために生まれてきたのであり、争い殺しあうために脈打っているわけではない。お金やエゴに価値などなく、僕らと動植物そのものが価値であり、それだけあればいとも簡単に幸福を手に入れられるのだ。ここまでわかっているのに、いまだに抑止力として核を保有する国が後をたたない。持てば持つほど争いがおさまることはないのは周知の事実だ。にも関わらず誰も止めないのは、きっとその裏で得をしている者たちが少なからず存在するからだろう。

僕はこの2日で、案内人の暖かさと、フラワーフェスティバルで楽しむ人々の平和な日常を垣間見た。この安寧こそ、本来の日本……いや、世界に必要な姿である。だからこそ、僕らそれぞれができうる限りの知恵と能力を使って、この平和を維持し守っていかなければならないと思った。僕の作るエンタメも、核ではない争いの抑止力として機能するよう誠心誠意創りあげている平和活動のひとつである。

広島に滞在した2日間。亡くなってしまった命と、今を生き残った命に対し、しっかりと向き合って生きていこうと気持ちを改めた、そんな貴重な時間を過ごすことができた。

世界平和。それこそが、僕は望む最強の願いそのものである。

それでは、また。