筆者の思想

ジャーナルで”想像”を”信念”に

バレットジャーナルという、アメリカ発祥のノートを使ったタスク管理術を始めている。ノートに自分の考えをメモする習慣は数年前から始めていたが、毎日記入することはなかった。箇条書きで行動と思考を可視化していくのがバレットジャーナルだが、細かくやり方を追求すると気後れして継続できなくなるので、僕は思い思いに感じたことや”誓い”を何度も何度も書き込むことにしている。

本「思考は現実化する」で有名なナポレオン・ヒルさん曰く、ノートに自分だけの誓約書を想いのままに書き込むことで、想像を信念に変えていくことが重要だという。「私は1年後に〇〇を達成すると誓う」といった具合に、夢を夢で、想像を想像で終わらせないためには、紙に自分の頭の中にある情報を抽出するメモ技術が最適らしい。

確かに、頭の中にあるものは想像している段階では非常に明確だが、実のところとても漠然としていて不明瞭だ。就寝時に見ていた夢の内容が思い出せないのと同じだからだ。僕らの脳内にある思考は正に夢だ。夢は起きた瞬間に記録していなければ、時間と共に記憶が薄れていってしまう。そういう意味では、バレットジャーナルという管理術を用いることは、夢日記を記すこととほぼ同じ動機であると考えられる。

僕の場合は、達成したい事柄を毎日、しかも何度も、思い出した時に書き記すようにしている。忘れないようにするため、そして何よりも自分の信念として確立し、必ず実現させるための誓約書を自分自身と交わすためだ。他にも、簡易なToDoリストを構成してやることの優先順位をつけたりと、一つのノートであらゆる使い方をチャレンジしている。

僕個人の意見として今風に言えば、サステナブルなモチベーションを構築できる効果が得られると感じている。実際に書き出すことで頭の中にある荷物を下ろしたような感覚になるからだろう。書き出してみてわかることは、自分の考えは、実はあまり理解できていないということ。文字に起こすことで、アイデアが見える化し、そこからどういう行動を起こせばいいのか具体的に案を絞り出していく事ができるのだ。

バレットジャーナルの問題点としては、書くことだけに快感を覚えてしまい、実際に行動を起こさないようになることだ。だからこそ、”誓い”という重い言葉を使って自分自身と契約を交わす必要性があるのだ。達成できなければ、自分に嘘をつくことになる。自分に嘘をつくということは、それは周囲に嘘をつくことと同義なのだと、自分の中に罪の意識を芽生えさせなければならないと僕は思う。

何事においてもそうだが、結局は行動した者にしか求めている答えは得られないのだ。

今一度、ノートを通して自分と問答し、未来に向けた施策を打ち出していこうと思った。あなたもぜひ、お試しあれ。

MAGUMAへの支援

※MAGUMA STUDIOSの制作する映画・映像・文章コンテンツクオリティ上昇、及び上質な物語を発信するため、どうか物品支援や投げ銭でのご協力の程よろしくお願い申し上げます。

・物品支援
MAGUMAのほしいものリスト

・投げ銭
こちらをクリック&タップ

この記事が良いと思っていただけたら、各SNSへ拡散のご協力をよろしくお願い致します。

-筆者の思想
-, , , , , , , , , , , , , ,