物事に境界線は存在しないのかもしれない。と、不意に歳を重ねてゆく体験を思い返して考える。無為自然という老荘思想にも、境界線を引かない生き方の大切さが説かれているが、僕らの歳の取り方を考えてみると、どこか腑に落ちるところがある。
誕生日を迎えるたびに、幼い頃に夢見ていた大人という二文字と比較する人は多いだろう。そのとき、こう思わないだろうか?「大人ってこんなものなんだな」「もう大人になってるのか…」と。僕らは、歳をとる瞬間に境界線を飛び越えることはない。なので、飛び越えた実感も湧かないまま成人となり、社会人になり、いつの間にか大人というレッテルを貼られているのだ。これは、世の中に境界線がないことを顕著に示している事象と個人的に思う。
そもそもにおいて、時間という概念ですら人類が作った未知のルールである。物質的な人工物に囲まれて暮らしていると忘れそうになるが、思いの外、僕らは非物質的な概念によって突き動かされている。境界線も、そのうちの一つだ。学校のグラウンドにひく白い線とはわけが違う。僕らにはそれぞれの価値観があり、その基準によってありとあらゆる境界線がひかれてゆく。要するに、境界線を生み出しているのは自分自身であり、境界線によって縛られているのも、自業自得という話になるわけだ。
その境界線を消し去ったとき。それこそが”悟り”と言われる境地に辿り着く瞬間で、何の束縛もない、解放された本来の生き方ができるのかもしれない。
なんてことを、自動書記のように無我夢中でタイプしてみたが、まとまりのある文章になっているか不安だ。今の僕の思考はこうなっているんだとご納得いただき、懲りずにブログをお楽しみいただければ幸いである。
それでは、また。
2月18日「MAGUMAマンスリーコンサート Vol.2」
場所:yomihana~宿花~
神戸市中央区加納町4-7-26藤嶋ビルB1
時間:開場 17:30 開演 18:00
料金:3500円(1ドリンク代込み)
限定20名様まで。
※コンサート後も宿花でご飲食可能です。
※食べ物のみ持ち込みOK。
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