今回は、寺尾聰さんの歌う「ルビーの指環」をカバー。失恋した男が彼女の面影を思い出しながら街中を漂うというストーリ仕立てとなった楽曲。胸中で抱く哀しみを隠そうとしているところがいかしたサウンドとなり、心の傷を格好良く虚勢を張ることで取り繕いたがる男の本質を表現しているように感じる。この曲は、感情を込め過ぎると曲の良さを壊しかねないように思えたため、いかに淡々と歌えるかに力を注いだ。
潔く女性との縁を断ち切ろうとする想いと裏腹に、思い出すのは指環をプレゼントした暖かな思い出。ああ、また自分は、彼女のことを考えてしまっているのか。どうせ戻らない恋ならば、俺の元から去ってくれ。その指環も捨ててくれ。わかっていながらも、ついつい、彼女の面影を求めてしまっている自分がいる。オーディエンスがどこにもいない心の中のステージで、一人の男が孤独に歌う切ないラブソングだ。
ちなみに、歳を重ねた寺尾さんの歌声で聴くルビーの指環もなかなか良い味を出しているので、機会があれば是非とも聴いてほしい。
それでは、また。

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