筆者の思想

時間だけは”返却不可”

前にこんな記事を書いたことがある。

今から書く記事は、過去に執筆した上記と類似することがあるけど
どうしても、書かずにはいられなかったので勘弁してください。

というのも、先日、とあるコンサートを鑑賞した際。
僕にはどうしても「納得のいかない」発言をしているプロがいたから。
どういう発言だったかは以下の通り

「芸術家は時間を気にしたらクソだ」

他にも何言か言ってた気がするけど
特別覚えているのがこのコメントだった。

その方は音楽会では重鎮も重鎮。
僕よりも遥かに、スイモアマイモ経験されている方です。
でも、こと”時間”に関しては、この発言はナンセンスだと思う。

僕は「芸術家だからこそ時間を大事にしなければならない」と捉えている。

時は金なり。時は有限。
限りある時間の中で僕やあなたは生きている。

あらゆる芸術は自分一人ではなく
他者の時間とお金をいただきながら創作していく。
何一つ、たった一人で成立しているものなんてないのです。

歌う場所だって誰かが経営している
ライブハウスだったりするし
使っている音響も誰かが作ったものだ。

物事の一つひとつが
大勢の血と汗と涙の結晶として
この世に命を受け誕生したものばかりで
時間をいただいているに等しい。

自分勝手に時間を使い倒す行為は
他人の時間を無作為に奪い続けることと同意。
つまり、無責任な行動に直結する。

あなたはいいかもしれないが
その人にとってその時間は
もっと大事なことに割けたかもしれないのだ。

コンサートにお金を払い
観にきてくれた人たちは
そこに貴重な時間を当ててくださっている。
だからこそ、僕らはそれに見合った…いや
それ以上の体験と価値を提供しなければならない。

ダメなら返金すればいい?
いやいや、そんな上っ面な償いなど誰も求めてない。

なぜなら、僕らは”時間だけは決して返すことができない”からである。

他者の心を揺さぶり感動させることが芸術。
決して、他者の時間を無責任に奪っていい分野ではない。

相手に愚痴を話すことだって同じだ。
あなたの愚痴を聞いている相手の時間を
あなたは返すことができるのか?その責任を取れるのか?
という話である。

だから僕は敢えて言う。

「時間を気にしない芸術家はクソだ」と。

僕らが芸術に時間を費やせているのは
他人が費やした時間があるからだと知ろう。

失った時間だけは、僕らは絶対に責任を取ることができない。
取れない分。時間を大切に想い。大切に使い。
付加価値をつけて発信していく心が大事だと思う。

お金は所詮ただの紙切れだ。
でも、時間は違う。

僕が完璧に時間を使えているかと言われれば
てんで上手く活用できていないけれど…(ごめんね。)

でも、あまりに傍若無人な言動だったので
想いを書かずにはいられませんでした。
いつもかたっくるしくて申し訳ない。
エンターテイナー失格だぁ。

反面教師にして、自分の活動に生かしていこうと思います。

一分一秒を大切に。

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