筆者の思想

現実との境界線

家の中で聴く雨の音。
カフェの中から見る
喧騒と平穏の境界線。

殻にこもっている
守られているという
根拠も確信もないはずの
朦朧とした現状に甘んじている。

抱いている安堵感は
まやかしのものとわかっていても
それでも縋り付いて離れようとしない
それほどまでに、みんなくたびれてしまっている。

物置にはすでに
入りきらないほどのガラクタが
詰まっているというのに
なぜ、さらに多くの欲しがってしまうのか。

獲らなければ、獲られてしまう
だから、獲られる前に
すべて獲っておかなければ…

太古に染みついた
人類の生存戦略が
現代では悪い方向で進行を続けてる。

でも、家の中にいれば
カフェの中でコーヒーを飲んでいれば
一時的に、そんな欲求から解放されるのではないか。
例えそれが、ほんの一時のものとわかっていても。

なんて、僕は考えてしまうなぁ。

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