筆者の活動

企画作家としての一歩

今僕は、企画作家としての一歩を踏み出している。

物語を0の状態から企画を考案・提出し、採用された時点で漫画の原作の執筆を開始。連載されていく流れとなる。簡単に言えば、僕は漫画の原作者として行動を起こしているということだ。

もちろん、商品として売れる見込みがなければ企画は通らないし、選ばれなければ仕事もない。仕事がなければ、企画制作に費やした時間はタダ働きとなる。今までのように”作りたいものを作る”スタイルはできないわけだ。作りたいから作るとは言っても、その物語にはしっかりとメッセージやテーマを組み込んではいたのだが、これからはより一層、市場に寄り添った執筆力が必要となってくるだろう。

窮屈さを感じさせる言い回しになっているが、物語を綿密に構築していく過程は楽しい。どういった作品が読まれているのかを分析するのも乙なものだ。あとはそれをどうやって自身の作品に反映させていけるかが問題だ。すべては僕の手腕にかかっている。

企画書を作る上で、参考にした作品や登場人物の心理などを細かく作り込む必要があるのだが、直感で物語を作り続けている人はあまりピンとこないかもしれない。想像を掘り下げていく作業は地図を作るのと一緒だ。掘り下げれば掘り下げるほど、物語を彩る無数の演出がアイデアとなって手助けしてくれる。ゴールの見えない道を歩き続けるよりは、断然、目的地まで明確に舗装された道を歩く方がいいに決まっている。

物語を構築する楽しさがそのまま仕事になっていけば、ようやく理想の第一歩を踏み出せる。脚本を書いた映画「THE HIMIKO LEGEND OF YAMATAIKOKU」以外での、作家としての明確な軌跡をつけていくことができるのだ。

まずは第一案。とにかく、作って出してみなければわからない。

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