鐘が鳴るその日まで

毎日更新を始めてから、あまり細かく考え過ぎず思うがままに記事を執筆してきた。今日もダッシュボードから新規記事の作成をしようとしたら、ふと横に表示されている数字に目がいく。なんと、このホームページを開設してから、更新した記事が400記事を達成していた。キリ番という言葉はもう死語かもしれないが、それでも、記念すべき400記事目を読んでくれたあなたに、僕からささやかなキリ番の特典を贈りたい。が、残念ながら誰が読んだのかもわからない上に、そのような特典など用意できていないので、気持ちだけ受け取っていただけると幸いだ。

この世には、運という目に見えないものが存在することは、いくつかの記事で書いた。物事には常にタイミングというものがあり、僕らはいつもこの運という存在に振り回されている。どうにもタイミングの悪さが続く日や、いつもよりタイミングが良くスムーズに仕事ができた日など、皆様にもいろいろな経験があると思う。

我々アーティストも、いくら精力的に活動をしていようともダメな時は本当にダメで、どうして努力や頑張りが評価されないのか！と躍起になってしまうことが多々ある。しかしそういう時に限って、焦って打ち出したプロジェクトが悲惨な末路を辿ることになるなど、酷い仕打ちを受けることとなるのだ。

スピリチュアルな考え方ばかりでは、ビジネスはやっていけないし怪しまれるだろうが、残念ながらタイミングが悪い時はどう頑張ったところで何も上手くいかないものだと納得した方がいい。努力や学びの質を何度も改善しているにも関わらず成功できないのは、気が満ちていないだけなのだ。然るべきタイミングというものは必ず訪れる。12時になれば鐘が鳴るように、僕らの人生の中で鐘が鳴る瞬間はいつもどこかで息を潜めているのだ。その鐘を見つけようとしてはいけない。決して見つけてはならない。見つけようとあくせくすると、鐘は一人でに僕らの元から去ってゆき、代わりに手痛い失敗を置き土産として残していく。

上手くいかないことばかりで不安になるかもしれない。明日をも知れぬ生活にどぎまぎするかもしれない。だが、そんな時こそ冷静に、やるべきことを直向きに継続していけばいい。ただ茫然と待ち続けるのではなく、いつその鐘が鳴っても大丈夫なように、準備運動をしておこう。幸運も不運も、いつも僕らに何かしらの課題と学びを与え、次なるステップアップを助長してくれているのだ。

昔、何度もブログの毎日更新の挫折を味わった僕だが、今は半年以上継続して更新できている。おそらくだが、今になってようやく、ブログを毎日執筆できるだけの準備が整ったということだろう。日々の記事を誰に読んでもらえているのか。それによって読者は何を受け取っているのかは見当もつかないが、それでも、先々の夢につながる活動の一つだと思って、僕は絶えず更新を続けている。

歌手活動もやめなかったからこそ、メジャーデビューの道を獲得できた。歌手活動を休止した時。もう一つの才能を発掘してみようと取り組んだことで、脚本家や映画監督として映像制作の仕事に携わることもできた。

すべては運とタイミング。このことを忘れず、真摯に自分の課題と向き合い続けてさえいれば、僕の夢もあなたの夢も、遅かろうが早かろうが必ず芽吹き、花咲く日が訪れると信じている。

その瞬間まで、一緒にがんばろう。

それでは、また。