筆者の小説・詩

詩「星の踊り子」

炎のように怒り 水のように優しい

太陽のように明るく 月のように美しい

海のように穏やかに 山のようにたくましい

風のようにしなやかに 雨のように涙する

我らは掌という舞台の上で

命で勝手な表現をしている

悲しい炎もあるかもしれないし

いじわるな水もあるかもしれない

太陽は残酷かもしれない

月は冷酷かもしれない

海は荒れることもある

山も実は繊細だ

風は時に棘を宿し 雨は恵の姿となる

この世は我らの建造物

汚すも治すも勝手である

しかし忘れてはならない

我らも星という名の舞台で

踊り続けていることを

-筆者の小説・詩