年の暮れが近くなるほど
軌跡をふりかえり確かめる
一歩前から何千歩前まで
この歩みが正しかったのかどうか
内なる自分と問答する
しかし
遡れば遡るほど
意識は深海へと引きずり込まれてしまう
一度入ってしまえば
再び這い上がるまでに時間がかかるもの
良い行いも悪い行いも
認めることは大事だが
最も大切なのは前へ進むことだ
何が潜んでいるかもわからない暗闇を覗くより
太陽に目を向ける方がよっぽど良いではないか
「今 ここに在る」
この幸せを噛み締めないのは勿体ない
変えられない過去を嘆く時間を
変えられる未来の舵を
握ることにあてるのだ
多少の時間はかかるだろう
だが大いにやる価値はある
世界はこの手の中にある
世界は君のためにある