ここ最近、オキシトシン的幸福を感じる機会が多い。オキシトシン的幸福とは、対人関係によってもたらされる幸福ホルモンのことだ。誰かと楽しく会話したりなど、些細な喜びを共有することで分泌される”対人専用のホルモン”だ。
僕は人間嫌いで対人関係は死ぬほど苦手だが、すべての人間が嫌いなわけではない。心を許せる人もいるし、別段、何の興味もない人だっている。だが興味がないからといって、わざわざ邪険にする必要もないので、とりあえず会話をすることも多く、結果的に、その雑談が良い方向に流れていったりと、思いがけない収穫もあったりするのだ。
オキシトシンが分泌されると、身も心も軽くなる。「あ、これがオキシトシン的幸福なんだ」と、実感して初めて納得し、妙に感動したことを覚えている。僕は黙っていても何ら問題のないたちだが、会話をすることで、いかに自分が重い空気を纏って過ごしているのかが都度わかる。ある意味、知らないストレスを抱え込み続けている状態で、自分ではそのストレスに気がつかない。誰かと会話をして発散することで、その荷物がとても重いものだったことを知るのだ。
どこまでいっても、人間は一人だけでは生きていけない生き物なんだなと、どこか切ない気持ちになった今日この頃である。
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