広告 筆者の思想

Lv.34になって想うこと

本日をもって、僕のLv.は34にUPした。

長く生きているのかまだまだなのかよくわからない領域だが、改めて、僕は僕の世界を彩ってくれている仲間や家族の存在に感謝の言葉を送りたい。ありがとう。ありがとう。ありがとう。お祝いの言葉もいただき、喜びを心いっぱいに感じた次第である。

地球において、Lv.が高ければ良いというものではない。次のLv.に移行する間にどれだけ良質で濃厚な経験値を詰めているのかが重要な課題になると、個人的に捉えている。僕にとって、Lv.100に到達することが目標ではないのだ。もっと言えば、早い段階で理想の人生を手に入れれば、いつ終わりを迎えても後悔はない。

個人だけではなく”相手がいて初めて成立する夢”も存在すると思い知ったのは、水木一郎さんの訃報を受けてのことだ。せっかくの命、焦って生き急ぎたくはない。しかし物事には、焦らなくてはならない場面もたくさんあるのだと痛感した。

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やりたいことをやりたいようにやる。こんな簡単に思えることが、スイッチを入れた瞬間に超高難易度のゲームに参加するプレイヤーになったようなプレッシャーをかけられてしまう。時は有限、時は金なり、タイムイズマネー、時間という価値は永遠には続かない。だからこそ、夢追い人は貴重な時間とスキルを理想郷へと費やすのだろう。

僕はどうしても、人生を重い目線で捉えてしまう。自分は何かを残せているのか。誰かの役に立てているのかと、いつも他人の目線が気になって仕様がなくなってしまうのだ。

自分の命なのだから、気軽にやりたいように生きていけば良いとわかりつつも、性分がそれを許さない。やりたいように生きるということは、一つ間違えば独裁者になりかねないからだ。調和を重んじる身として、僕はそんな人間にはなってはならないと常に危機感を抱いている。

調和を軽んじてはならないと思い始めたのはここ2年のこと。白か黒かの二極化が浮き彫りになり、中間にいる存在が排除されていく世界。かたよりは必ず破滅を招くというジンクスは、歴史の数々がすでに証明している。僕は、「なんて過酷で残酷な星に誕生してしまったのだろうか」と悲痛な叫びを上げ続けていた。しかし不思議なことに、この星で感じる喜びは、辛く苦しい思いを凌駕するほど格別な報酬を与えてくれるのも確かだった。

「ありがとう」「おめでとう」「愛してる」

些細な言葉は多くの幸福感を僕らに感じさせてくれる。この喜びを全力で感じられるのは、僕らが苦しみを知っているからだ。白があるから黒があり、黒があるから白があるように、僕らはどちらか一方が欠けては成立しない星で生きている。バランス……調和こそが確かな人生を歩むエッセンスなのだと学んだ。

もちろん、学んだからと言って完璧に実行することはできない。僕も残念ながら人の子だ。時に愚かな判断を下してしまうこともあるし人を傷つけてしまうこともある。その度に一喜一憂し、また解決策を模索する小さな一欠片にすぎない。

他者があって初めて成立する夢があるのと同じで、調和は相手と波長を合わせて初めて実現する希少性のある幸福だ。

僕のLv.が最高位に達する条件は調和の二文字にかかっている。誰にも縛られず、自分の世界を構築し幸福に生き続けられる世界。大切な人を守り、愛し、共に歩き続けられる世界の実現だ。

理想とする調和は、他の世界をねじ伏せて作り上げるものではない。相手の世界を尊重し敬意を払った上で、共存する未来のことだ。この条件が達成される時がきたら、例えLv.50であろうとLv45であろうと、僕はこの地球での役目を終えたことになる。MAGUMAという男が地球から退場するだけだ。

MAGUMAの目標は、ストーリーテラーとして生きるすべての人の心が課題と向き合えるキッカケを発信し、この星の均衡を保つ手助けをすること。1人が変われば10人が変わり、その数はやがて世界中に広がっていくだろう。変革には長い年月がかかるかもしれないが、やる価値は大いにある。生きている以上、自分の暮らしている星と魂と器の本質をすべて理解したいのだ。

いろいろと小難しいことばかり言っているが、要するに、今生きていることに全力で感謝をしているということだ。僕を苦しめる闇も癒してくれる光も、いつも新しい気づきを与えてくれる。その度に粛々と受け入れ、また先の世界へと進んでいくのだ。

人間は思考することができる。故に悩むこともあるが、このギフトを有効活用し、次なるLv.に到達するまで課題をクリアしていこう。

改めて、ありがとう。これからもよろしく。残りわずかな2022年を、共に謳歌しようではないか。

それでは、また。

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