運についてよく考えを巡らせている。目に見えないながらも、確実に僕らの人生に影響を及ぼす運。しかしこの運の正体は、周囲の味方の多さによるものではないかと僕は思っている。お金が入る時も、良い出会いがある時も、ほしいものが手に入った時も、いずれも必ず人を介して実現しているからだ。
苦境に遭遇した時だって、僕らは一人だけの力では這い上がることができない。できたとしても、それは一人で這い上がったと思い込んでいるだけで、実際は助け舟を出す別の存在がいたはずなのだ。自分の人生を「運がいい」と素直に言える人たちは、周囲に敬意を払い、常に感謝をしている人間が多いように思える。成功=信頼という方程式ならば当然のことなのかもしれない。
辛いことに直面すると、どうしてもポジティブな思考に切り替えるのは難しいものだ。だが今一度、置かれている状況が本当に辛いことなのかを考え直してみてほしい。
僕だって、現在進行形で苦しく辛い状況が続いているが、ふと思い返してみると、真の意味で絶望を抱くような体験はまだしたことがない。必ず、絶望の淵の一歩か二歩手前で、誰かしらに手を差し伸べられて助かることができている。このことからわかるように、僕らの言う運というものは、周囲の味方の数によって大きく動かされるものなのだ。味方が多ければ、それだけ理想を手にする機会に恵まれやすくなる。なぜなら、追い求める自分を手伝ってくれる存在が多いからに他ならない。逆に、誰にも味方になってもらえない人望の持ち主であれば、その結末は言わずともわかるだろう。
つまり、運とは現実味のないスピリチュアルな話だけではなく、しっかりと現実的な存在として僕らの周りに君臨しているものなのだ。運がないと嘆く前に、まずは人としての自分のあり方を見直した方がいいのかもしれない。
それでは、また。
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