広告 筆者の思想

僕らにはなぜ「地図」が必要なのか?

どうも、MAGUMAです。

 

物事を始める上で、「計画を立てろ」ってよく言われますよね。

ぶっちゃけ言われている段階はピンと来ない……それどころか

「めんどくせぇ」と思ってしまいがちですが(笑)

それでも、例え会社の経営であっても旅行の計画であっても、

僕らにはどうしても「地図」というものが必要になってくることは確かです。

 

何故、必要なのか?

僕なりに、この「地図」という存在を定義付けてみました。

 

地図とは、失敗の確率を減らし成功率を上げるためのモノ。

 

あくまでも個人的な解釈ですが、ここを考えるにあたって、

いかにこの地図というものが必需品かも明確になってきたので、

備忘録がてら、補足も兼ねて記していきたいと思います。

 

まず、地図が必要な理由と聞かれたらどう答えるでしょうか?

恐らくは、「道に迷わないため」「目的地までスムーズに進むため」

と答える人が大半だと思います。

 

でも、これは答えであって、疑問への回答にはなりません。

もうちょっとだけ、掘り下げて考えてみます。

 

この世界は、上手い具合に一人だけでは生きていけないシステムになってます。

自分の目指す場所に着くためには、

必ず誰かの手を借りなくてはなりません。

 

一般的な「道を聞く」ことを例にあげて言ってみると、

道を聞くとき、尋ねる人は、頭の中(もしくは物理的)に地図を持っていなくてはなりません。

何故なら、相手にもわかるように説明しなければならないからです。

ここで当人が、物理的にも精神的にも漠然としている状態では、

相手がそれを理解できるはずがない。

 

ホテルに行きたいのに、肝心のホテル名がわからないと意味がありません。

 

その他にも、外観、周辺の建物、どこが最寄駅なのかなどなど……

ここまでわかっていれば一人でも行けそうなものですが(笑)

最低限のビジョンを持っていないとスタート地点にも立てません。

 

自分の願いを叶えるためには、

人にどう動いてほしいのかを明確に提示する必要があります。

受けて側の親切心ももちろんですが、送り手側の親切心が肝心要なのです。

出オチを回避するためには、自分の中にしっかりとした地図を作っておかないとですね。

 

クラウドファンディングも、初速の達成スピードが後半の数字に影響するし、LIVEのパフォーマンスも、トップバッターがめちゃくちゃ下手くそなアーティストだったら、イベント全体が下手くそ基準に見られます。その後にどれだけ素晴らしいアーティストが出るとしてもです。

 

脱線してるようで脱線していない例え話ですが(ややこしくてごめん)

要するに、地図さえあればバッファ(緩衝地帯)をかけられるのです。

バッファとは、簡単に言えば、失敗しないための「予備」です。

なにか有事が起こった際、衝突を和らげるために作る場所のことで、

隣家が火事になった時に、延焼防止として建てられる「うだつ」がそれです。

 

クラウドファンディングなら、初速が大切なので、

事前に開始日に支援してもらえるように告知をするなど、

入念な根回しをすることがバッファになります。

 

LIVEなら、お客様を飽きさせて帰さないために、

トップバッターは誰よりもキャッチーで、ハイレベルな人選をしておくことがバッファです。

 

バッファをかけることで、失敗の確率を減らせるようになるのです。

もっと簡単に言えば、挫折をしないため、モチベーションを持続させるための施策です。

物事をスタートする本人がビジョンを描けていれば、

どんな問題も避けられる、もしくはスムーズに立て直せます。

何よりも、お互いが安心して航路を進むことができる(安心大事)

 

ここで休憩ができなかった場合は、

予備でこのエリアも想定しておこう。

長引くことを考えて、食料も多めに準備しておこう。

といった具合で対策を立てられます。

 

道を尋ねる例で言えば、ホテル名だけで伝わらなくても、

最寄駅がわかっていればその場所を聞く事ができるし、

隣の建物の名前がわかっていれば、その場所を聞く事もできます。

あらかじめ準備をしておくことで、様々な解決案が割り出せます。

これは道だけに限らず、自分の目標を達成する上で重要な指針だと思います。

 

もう少しだけ具体的な話をします。

 

「やってみようぜ!」と、軽いノリでスタートしてはみたが、

なかなか進展せず、いつまで経っても実現しない。

 

こんなこと、よく身近で起こってませんか?

 

では何故、そんなことが乱立しているのでしょうか。

それはひとえに、地図がないからです。

 

地図がないために、

目的地を決めてそこに辿り着くまでに何が必要なのか

どのくらいの予算と仲間がいるのか

ではいつまでに〇〇をやればいいのかという、具体的な数字を割り出せていない。

 

しかも、人にはそれぞれ夢や目標があります。

誰もが、自分のことで手一杯ですから、そういった指針がないモノを優先する余裕なんてありません。

発起人が何のビジョンもなければ、協力しようがないのです。

だって、何をすればいいのかわからないのですから当然です。

 

「みんな全然動いてくれない」

「なんで誰も考えてくれないんだ」

 

もしそう感じている方がおられるのなら、考えを改めた方が良いかもしれません。

人を動かしたいのなら、当人(送り手)が丁寧に地図を描きあげて、

かつ親切に提示することが鍵なのではないかと感じます。すべては和合と思いやりです。

 

大切なのはスタートダッシュ。

 

しかし、それは無鉄砲に走り出すことを意味しているのではありません。

出発して大丈夫だ!という地図が揃っていること、

これがスタートダッシュの本質だと個人的に思います。

 

どうしても実現したいモノがあるのなら、

実現日の提示、そしてその日までに必要な物をすべて可視化し、

誰にでもわかるような状態にする。

ここに、それを実行するに至った「気持ち」や「動機(物語)」があれば最高です。

 

いわゆる、企画書がその最たるものです。

心を動かすための具体的な数字、行動、そして動機を物語化すること。

日本人は、特に共感できるものに注目する性質があるようなので、

やはり、誰にでもわかる地図が必須と言えるでしょう。

 

僕はこれまで、自分の中にも物理的にも地図を描かず進んできました。

自分の思慮不足でいろいろなミスを繰り返してきました。

だからこそ、今、この瞬間、地図の重要性を痛感しております。

何をすれば成功するか!ではなく、何をしたら失敗するかを考えて動いています。

 

地図を描き、そういったバッファをかけることで、

自分の中に隠れていた別のスキルと出会うことだってありました。

 

僕の場合は、作家としての新しい活動に出会えたり

オーガニックを中心とした農業としての生き方も見つけることができました。

 

地図を描くということは、自分の内面に潜む可能性と出会うことにも繋がるのです。

 

ここまで読んでみて、皆様はどう感じたでしょうか?

至極当たり前のことをつらつらとまとめだだけですが、

そういった当たり前なことほど、僕らはよく忘れがちに過ごしてしまいます。

 

これってとてつもない機会損失だと思いませんか?

数ある考え方の一つとして、取り入れていただけたら幸いです。

 

地図なんて描けない!苦手!そんな方もいるでしょう。

そういう方は「地図を描いて!」と丁寧にお願いすればいいのです。

そこから始めたって誰も文句は言いません。

 

あなたのやりたいこと、どう動きたいのか……

そういったことを丁寧に伝えれば、きっと仲間は喜んで地図を描いてくれるでしょう。

 

さて、ここで押さえておきたいのは、

地図は成功を確実にするツールではないということ。

何度も言ってきた「失敗の確率を減らし成功率を上げる」ためのものだと理解することが大切です。

この世には決して、万能なツールなど存在しないのですから。

 

地図と向き合うことによって、

自然と新しい可能性がどんどん表れていきます。

その可能性はあらゆる方向を示してくれるようになり、

やがて、自分だけの世界地図が誕生するのです。

 

僕はこれを「ライフマッパー」と名付けました。

(どこにでもある名称ですが……)

 

人はそれぞれ、ライフマッパーです。

自分の人生の舵取りは、自身の中にある地図にかかっています。

丁寧に描いてさえいれば、何をしたら失敗するかが可視化でき、

それを避けられるようになります。

 

そしてその地図は志となって、

それに共感し、あなたに賛同する多くの仲間が集まってくるでしょう。

 

今一度、地図というものと向き合ってみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに、この地図制作のスキルは、僕は作品作りに生かせています。

使い方はあなた次第。

 

是非あなたも、ライフマッパーになってください

(「ライフマッパー」っていう空想アニメソング作ろうかな……?)

 

それでは、また。

-筆者の思想