シンガーソングライターユニット「STAYG」さんの楽曲「始まりの朝」をテーマとしたショートフィルムの撮影がクランクアップした。リーダーであるSi-toさんからご依頼いただき、脚本・監督・編集を僕が取り仕切る。改めて、監督、編集として映画制作をする経験はこれが初となるため、ハラハラドキドキのまま撮影当日を迎えたのも、ほんの数日ほど前だが最早良い思い出だ。トータル3日間という非常にタイトなスケジュールの中、尽力してくださったスタッフや役者の皆様には本当に頭があがらない。映画制作の経験はまだまだ少ないが、それでも、物語の映像化には多くの人手を要するものなのだと再確認できる現場となった。
本作は「心の夜明け」をテーマとして脚本を執筆。仕事一筋の主人公が、同級生の死をきっかけに再び当時の友人たちと集まることになる。亡くなった同級生が埋めたと言い残す「タイムカプセル探し」をしていく中で、主人公と友人たちの間に残っていたわだかまりが少しずつほぐれていくという物語だ。
あなたには友達がいるだろうか？友達、仲間との絆は覚えているだろうか？また、友と真剣に向き合ったことはあるだろうか？ショートフィルム「始まりの朝」は、そんな友の大切さと、共に心の夜明けを迎え新しい世界へ旅立っていく人間模様を描いた。本映画を観ていただき、人は一人だけでは生きてはいけない。そんな普遍的だが忘れがちな事を思い出していただければ幸いだ。上映は来年の3月頃を予定しており、現在進行形で、記録した映像データでさっそく編集作業に取り組んでいる。2年後に神戸国際会館でのワンマンライブを控えるSTAYGさんの門出を後押しする作品を作り上げる事を誓おう。
ショートフィルム「始まりの朝」に出演していただいたキャストは以下の通りだ。
鈴木康平
若草
今井縮
川上雅人
田北良平
佐藤浩
今回は、プロダクション「アティチュード」さんの協力により、一部キャストのみ動画オーディションを経てキャスティングした。ちなみに、オーディションをする側になるのも初の経験だ。自分で執筆した物語の登場人物に合うキャストは誰だろうかと資料と睨めっこし、Si-toさんと相談しながら試行錯誤の末に選抜。いざ、資料と映像でしか知らなかったキャストさんと現場で会ってみると、どの方も演技に真摯的で気さくな方ばかりで、この方々にお願いして良かったと心底思った次第である。撮影現場も大変楽しんでいただけたようなので、監督としてはありがたい限りだ。
自分の撮りたい画を共有するのは難しかったが、それでも最善の策を講じつつ無茶な要望にも応え続けてくれた撮影班にもとても感謝している。クライアントのSi-toさんも、自らスタッフとして西へ東へと並走してくれた。
まさに、今作のテーマてある仲間との共闘によって誕生した物語。是非とも、ご鑑賞いただきたく思う。そのために、感動を得られるような作品に仕上げるため、編集作業に打ち込むとことにする。完成をお楽しみに。
それでは、また。
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