筆者の思想

リセット

慣れすぎた作業だと、ついつい気が緩んでしまいがちになる。大小問わず、ミスというものはそういった隙をついて訪れるもの。これを幸とするか不幸とするかはそれぞれだが、僕の場合は前者である。なぜなら、ミスは自身の気持ちをリセットし、再起を図るためにやってくるアドバイザーだと思っているからだ。

気が緩んでいる時に感じているものは、決してリラックスではなく、退屈や気怠さといった空虚な自分である。慢心が生むのは圧倒的な実力ではなく油断であり、悪魔とは決まってそんなたるみきっている心の中に巣を作る。そうして怠け癖のついたエネルギーを養分として、すくすくと育ち、やがては思考回路までも支配し意のままに操るのだ。唯一、悪魔から舵を取り戻す方法は、悪魔によってもたらされた失敗をどう受け止めるかにかかっている。

僕は、失敗を過度に恐れる。怒られるのも嫌だが、何よりも、できなかった自分を恥じてしまうからだ。だからこそ物事には一生懸命取り組むのだが、いかんせん同じ作業が延々と続くと集中力が途切れてしまう。当然だが、失敗はそうして訪れる。ここで「まぁいいか」と諦める道もあるのだろうが、僕の場合は違った。最初にいった通り、僕は失敗を過度に恐れている。そのため、犯してしまったミスに敏感に反応し、しばらくその瞬間が脳裏から離れなくなるのだ。結果、どうなるのかというと、僕は「次は絶対に失敗しないぞ」と目を覚ますことになる。要するに、リセットするわけだ。どういうわけか、リセットされた後は不思議と心身ともにエネルギーの回路が通常に整備され直し、またキビキビとした作業を継続することができるようになるのだ。

失敗という名の悪魔に打ち勝つ方法は一つ。それは、失敗を受け入れるということであろう。

受け入れることができたならば、自ずと「なぜ失敗をしたのか」と原因を探り出し、二度と同じミスをしないようにピンポイントで注意のアンテナをはる。受け入れずに相変わらず緩んだ姿勢をとっていれば、まず原因に気がつくこともないし、改善されることもないだろう。

実体験をもとに考え直すと、成功を導き出すためには、やはり、失敗の要因を着実に減らしていくことが重要だと再確認できる。考えてみれば当然のことで、失敗さえ潰していけば自然と成功という二文字に到達することがわかっているのだ。分析こそ集中力のいる作業かもしれないが、物事を守備よく遂行して行くためには、どう動けば失敗を退けられるかをよく計画立てて動いて行くことが秘訣なのかもしれない。

ぜひ、試していただきたい。

それでは、また。

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