今回から童謡・唱歌のカバーにも挑戦し、第一弾は、三木露風作詞、山田耕筰作曲の「赤とんぼ」だ。2007年には、日本の歌百選に選定されている。
三木露風さんの郷愁をから作ったとされる赤とんぼには、短いながらも幼少期の思い出深さがぎっしりと詰め込まれている。現代の楽曲や昭和歌謡よりも、童謡の方がいかに高度な歌唱力が必要なのか、実際に大人になって歌うことで身をもって理解した。その難しさは、物語の表現はもちろん、一音一音の音の取り方にかけて、幅広い技量を要求されることから生じているのだろう。
子守で雇われた少女に負んぶされながら見た夕焼け空に飛ぶ赤とんぼ。当時の三木さんの過去を描いた歌詞となっている。子守娘のことを”姐や”と呼ぶらしいが、十五で姐やは嫁にゆきの解釈がどうも何通りかあるようだ。面倒を見てくれていた子守娘が十五の時に嫁いでいき、その後の手紙は一切なくなった。三木さんにとって、姐やという存在はとても大切なものだったのかも知れない。
日本の情緒が短い作品の中でもふんだんに詰め込まれていて、いくらでも思考を巡らせることができそうだ。是非とも、僕の動画を見ながら思い出してほしい。
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