筆者の小説・詩

詩「足るを知らない者たちへ」

足るを知らない者たちは

疑いもなく食べ続ける

腹が減っては戦ができぬが

病を招けば同じこと

 

足るを知らない者たちは

その身朽ちるまで主役を張る

浴びても浴びても光を求め

未来を譲らず辟易感

 

足るを知らない者たちは

尽きる命に愛想を尽かす

老いることなき体を創り

働き続ける機械と成る

 

足るを知らない者たちへ

終わることが救いとなる

足るを知らない者たちへ

終わらないから破滅を誘う

 

足るを知らない者たちへ

足るを知らない者たちへ

-筆者の小説・詩