筆者の小説・詩

詩「そこにある」

脈打つ鼓動がどくどくと

太鼓の躍動思わせて

焦る心境うらはらに

ぼーっと虚空をうつろいだ

だけど隣で君は言う

「綺麗な緑」と君が言う

雄々しく茂った木々の葉は

ずっと根を張りそこにいた

いつもいつものさんぽみち

そこにあるのにそこにない

見えているのに見えてない

だけど確かにそこにある

見ようと思えばそこにある

-筆者の小説・詩