美川憲一さんの「さそり座の女」をcover。比較的、僕の音域と合っているためとても歌いやすかった。しかし、女っ気を表現しながら歌うことについては難しかった印象だ。１９７２年に発売された、美川憲一さん２５作目のシングルで、柳ヶ瀬ブルースと並ぶ代表作となる。
女性と付き合うのなら、遊び半分で付き合うことは決して許さない。火傷をするのは遊んでしまった本人であることを一人の女性目線で語っている。報復は物理的なものでもなんでもなく、じわじわと精神面を痛ぶることで遂行していく女性の強かさが描かれており、一方で、それでも傷つくものは傷つくと、女性らしいか弱い本音もポロリと漏れている。
まさにさそり座における性格診断の通りで、嫉妬深く、秘密主義であるがゆえの陰な力強さを感じる。忠誠心が高いため、一度得た愛には全力で尽くすが、裏切られるとそうもいかない。だが、根は真面目で情熱的。かつ、強い意志力を持っているため、目標に向かって精神を集中させることもできる。つまり、仲間にしているうちは強いパートナーとなるが、敵に回すと非常に厄介な存在になるということだろう。
さそり座の女は、コロッケさんなどのモノマネで知っている方も多いだろう。僕の歌唱に関しては真似をする気は一切なく、声質や音域が絶妙に合っているために、結果的に物真似しているような雰囲気になってしまっている。もしかすると、生の現場でcoverさせていただく機会があるかもしれない。その時は、是非とも聴きにきてほしい。
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それでは、また。
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